H28.1月 しんそう療方大阪研修報告

日本列島が大寒波に見舞われた1月23日、24日、新年初のしんそう療方大阪研修会が行われました。

大阪市内も氷点下に凍えるなか、金沢、鳥取、広島、高知からも参加されました。

しんそうにかける先生方の熱はそんな寒さをも吹き飛ばすものでした。

 

 

土曜日しんそう訓は笑顔の素敵な冠野先生が元気よくしてくれました。

岡山から参加の長谷川先生からは先月第一子が誕生されたという新年にふさわしい嬉しい報告がありました。

 

 

土曜日の研修技法は、仙骨部の調整でした。

仙骨は脊柱と骨盤をつなぐ唯一の骨です。

上体と下肢で生じた力が合流する場所でもあります。

しんそう療方では、臀部の形、足の検査などを診ながら仙骨部を調整していきます。

手に伝わる感覚に集中して、丁寧に調整していきます。

 

 

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日曜日のしんそう訓は舞鶴から参加の基礎科高橋さんです。

1997年に出版された林先生のしんそうの専門書の御本を当時買われていて、今日に繋がったお話がありました。

 

 

症例報告は、友廣先生です。

頭痛の10代の少年がしんそうによって改善され元気になった話や、ある健康器具が身体にとって良いか悪いか、悩める患者さんに実際に試してみて手足の左右差がひどくなるから良くないと説明した話。

しんそうに入門して10年、友廣先生が真摯に患者さんと対峙してきた中での貴重な気付きなどを生き生きと発表してくれました。

先生自身のやる気や培ってきた自信に満ち溢れた素晴らしい症例発表でした。

 

 

今月の解剖学講義は、吉野先生が受け持ってくれました。

構造と機能(形と働き)

呼吸する形

循環する形

消化する形など

すべては正しい形であればこそ本来の働きができるという話から、本日の技に関連した解剖学の説明、さらに生前、林先生から「技の名前、手順にすべて書いてある。」と言われたというお話がありました。

名前や手順をさらっと見て書き写しているだけではなく、その意味を考え、吟味しなければならないと改めて気付かされたお話でした。

 

 

 

松本先生の講義は、極端な猫背の患者さんに対する時の施術の進め方や、あるダンスでの決めポーズの写真と手足の左右差を見てなぜ手足の左右差が揃うとこのポーズがしやすくなったのかというしんそう的な説明の話がありました。

 

 

日曜日の研修技法は、臀部から腸骨の調整法でした。

腰椎部と臀部から、神経反射で体の形を調整していきます。

うまく決まれば、全身の形が左右対称に調整されていきます。

 

雪のため午前中で帰宅される方もいましたが今年初めての大阪研修会も無事に終えることができました。

 

次回のしんそう大阪研修会は、2月27、28日です。

見学などのお問合せは

しんそう大坂会

℡(06)6195-6884

までお願いします。

 

 

追伸

告知ですが、来月2月21日(日)14時~16時 岡山で無料体験会を開催します。

中国四国方面でしんそうに興味がある方、歪みとはどういうものか? 本物の歪み直しを知りたい方がおられましたら是非お知らせください。