H28.6月 しんそう療方大坂研修会

平成28年6月25,26日、しんそう療法大坂研修会が大阪コロナホテルで行われました。

 

 

今月あったトピックスで高等科の堂前先生が、娘さんの歯列矯正の話をしてくれました。

娘さんの虫歯で歯医者さんに連れて行ったところ、「奥歯の歯列が良くない。」と指摘され、歯列矯正を勧められたそうです。

歯医者さんの言われるまま、ヘッドギアのような器具を頭に着けていたところ、娘さんが頭痛を訴え始めました。

しばらく様子を見ても一向に頭痛は治まらず、広島の水野先生に相談してみたところ、「矯正器具を外してみたら。」と言われ、歯医者さんに行って外してもらったそうです。

すると頭痛も嘘のように治ったそうです。

しんそうでは、なにかを当てがって治していくという考え方はありません。

足の長さが左右で違うからといって靴に細工などするというのも、しんそうの考え方に反するものです。

歯列矯正もよく考えてから行ったほうが良いでしょう。

 

 

 

土曜の講義は、竹内先生でした。

しんそうの相は何を表しているのか、またしんそうの言う形とは何か、という話でした。

 

 

土曜日の研修技法は、「背骨のローリング調整法」です。

体が変形していると、100パーセント背骨もゆがみます。

この技法は背骨が正常に機能するよう、椎間関節を調整していきます。

この技法はほとんどの患者さんに使える技法です。

研修生も明日からでも使えるように、練習に励んでいました。

 

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日曜日の解剖学講義は、泉先生、京極先生が行ってくれました。

主に大胸筋の機能を、しんそう学的に説明してくれました。

 

 

症例報告は、高等科の高橋先生でした。

年配の女性お二人の報告でした。

お二人とも、体の形が改善して姿勢が良くなり、それに伴い症状も良くなっていました。

「体が軽くなった。」と言われたそうですが、具合の悪い方はみなさん重力に抵抗する力が弱くなり、体が重く感じます。

しんそう療方で体の形を整え、歩くなど体を動かして筋肉を保つことも大事ですね。

 

 

水野先生の講義では、横隔膜の機能異常について話されました。

手足の左右差、体の形の変形などと横隔膜はすごく密接に関係しているようです。

また喘息、漏斗胸など、完治の難しい症例の報告もありました。

 

 

日曜日の研修技法は、「外側前胸神経からの調整法」です。

上肢の機能の左右差を、呼吸筋、神経レベルから整え、体の形を正していきます。

動きの少ない技法ですが、体はダイナミックに変化していきます。

その後検査を交えて、練習です。

 

次回のしんそう大阪研修会は、7月23,24日です。

見学などのお問合せは

しんそう大坂会

℡(06)6195-6884

までお願いします。