平成29年2月のしんそう療方 大坂研修会が、25日、26日に
大阪コロナホテルで行われました。
土曜日の研修会が始まる前は、研修会場のセッティングとミーティング(座談会)が行われます。
今回は雪の上では歩き方も変わり、それが身体に影響してどのような形(ゆがみ)になって表現している場合が多いのか、というようなお話しから始まり、脊柱管狭窄症の身体に対するアプローチや手入れの方法などの話をされていました。
【土曜研修】
藤原先生の講義
林 宗駛先生が残されたお言葉の中から しんそうのスローガンをテーマに講義してくださいました。
今日の技法は、足首から身体の形をなおしていく調整法でした。
理事の松本先生から模範を見せていただいたあと、各班にわかれて技術練習が行われました。
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【日曜研修】
今月の症例発表は榎本先生でした。
最初に榎本先生の3人の子供さんの例で発表していただきました。
しんそう療方は頭痛があったり咳がでたり調子の悪い時の身体の形は変形していることをみることができますが、今回の発表のために写真を撮ることでだいぶ歪んでいたんだと、あらためて確認することができたと話されました。
身体の姿・形・動きを治すことで頭痛も咳もなくなったことや、身体の形は成長とおおきく関わるので子供のうちから調整をできることでスクスクと育ってくれることがラッキーだと話されました。
次に8カ月で帝王切開で生まれた現在12才の男の子でした
生まれたときに脳室周囲白質軟化症と診断され左半身に麻痺があり、6才の頃には左麻痺性痙性内反尖足と診断されて左アキレス腱延長術という手術をされて毎月1度30分程度のリハビリをされているそうです。
しんそう療方の施術を行うようになってから身体のバランスや動きが良くなってきて、30分かかっていたリハビリ時間も今では10分程度で済むまでに改善されてきたと素晴らしい発表をしてくださいました。
今月の解剖学講座は、しんそう金沢森本院の菊知先生が殿屈検査法(R)の目的と股関節の作用を実際の動作で解説してくださいました。
理事の竹内先生からは、機能を詳しく講義していただきました。
理事の松本先生からは、静的検査法の講義をしていただきました。
日曜日の技法は、足から身体の形を修復する技でした。
足から骨盤の前後の傾き・左右差を修正することで身体全体の理想的な姿勢に復元します。
模範実技を見せていただいたあと、各班に分かれて練習をしました。
研修会の最後に しんそう津市夢が丘院の山下先生から、三重県の漁師さんのお話しを聞かせてくださいました。
須賀浦 強さんと愛子さんは、海苔の漁師をされていて、冬の海苔のシーズンには毎年身体も疲れてしまい、忙しい時には25時間労働をして、連日肩が痛くて寝れなかったそうです。
元々、娘さんが施術を受けてくれていて、そういう事なら しんそうを受けてみたらと連れてきてくれたのがきっかけでしんそうに通ってもらうようになりました。
受け始めてからは「夜に肩が痛くなることもなく、ぐっすり寝れるようになり、身体も軽く、スーパーマンみたいに動けてる先生ありがとう」と、喜んでもらい元気に美味しい海苔を作ってもらっています。
そして、須賀浦さんが作られる海苔は漁協からの評価もとても高いそうです。
何より、美味しい海苔を作るためには収穫時期が大切だそうで、たくさん採るなら少し成長させれば良いのですが、良い海苔を作ろうと思うと収穫時期を1日も伸ばしたくないそうです。
たくさんの海苔を作って売れば商売として儲かりますが、美味しい海苔となるとたくさんはとれません。
美味しい海苔を食べてもらいたいと言う真心込めて作られた海苔はとても高い評価を受けています。
これは、しんそう士にとっても欠かせないと思います。
良い物は真心から出来ると思います。
ぜひそんな美味しい海苔を食べてもらって、皆にもそんな心で しんそうに取組んでもらい一緒に頑張りたいと思います。
須賀浦 強さん、愛子さん、これからも身体に気をつけて美味しい本物の海苔をつくりつづけてください。
しんそう療方士一同、これからも身体を酷使する方にも応えていけるよう、技術力を研鑽し、精進していきます。
ありがとうございました。
3月の研修会は、25日(土)、26日(日)です。
研修会の見学などの質問については、
しんそう大坂会 本部
電話 (06)6195-6884 まで
お問い合わせください。
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