平成29年5月 しんそう療方 大坂研修会

  

平成29年度の大坂研修会が5月の27日、28日に大阪コロナホテルで始まりました。

【土曜研修】

 

水野先生の講義

今月は、主に養生について講義をしてくださいました。

 

 

今月の土曜日研修は、研修メニューとしては6年ぶりに学ぶ技法でした。

先輩の模範を見てアドバイスをいただいたあと、各班で練習に励みました。

 

この日は、研修が終わったあとに新しく高等科に進級された先生方の歓迎会がありました。

高等科に上がって、今日の技にしても練習していて笑ってしまうほど難しいと話してくれました。

 

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【日曜研修】

 

 

この日は茶道をされている先生が、身体が歪んでいるときは一つ一つの足裁きも悪く、御手前(茶の湯の作法・様式。また、その手並み。)が、ぎこちなくなることを感じられるそうですが、しんそう療方を受けるようになってからは所作もよくなり、身体のバランスの大切さを知ることができたと話してくださいました。

今月の症例発表は、しんそう住之江粉浜院の 京極先生です。

 

70代 女性 主訴:パーキンソン病

パーキンソン病の症状・主な合併症・原因・現在に行われている主な治療方法などの説明のあと、しんそう療方で行われた検査と施術を発表してくださいました。

 

◎患者さんの感想:

「息がしやすくなったのが自分でも分かる。」

「身体がすごく楽になりました。こんなに体が軽く感じるのは久しぶりです。嬉しい!」

 

表情も明るく、施術前と違って本当に良い笑顔になって、とても喜んでもらえたと発表してくれました。

 

この患者さんの場合は手足が揃って姿勢が良くなることで誰が見ても分かるような姿勢の変化がありました。

身体が軽く感じ、楽になって息もしやすくなるといった変化をすぐに体感されてとても喜んでもらえました。

どんな患者さんでも手足が揃って姿勢が良くなれば患者さんの身体の形、見た目に現れます。楽になって嬉しくなったら言葉に現れます。

どんなに高価な薬を飲んでも、リハビリやマッサージを受けても、手足の左右差が綺麗に揃うことはありません。

今回のような変化は、しんそうだからこその変化です。

症状に囚われず自信を持って施術する事の大切さを改めて感じました。

研修会での学ぶ場と患者さんに治療する場と分けて考え、患者さんを前にしたら自信を持って自分のできる事、やってきた事を精一杯やる。いつも研修会で学ぶことです。だからこそ日頃の練習や勉強が重要になります。

「好きこそものの上手なれ」という言葉があります。さらに「これを好む者はこれを楽しむ者にしかず。」という言葉があります。一つの道を好んで突き詰めていけば、その道を楽しむことができる境地に達する事ができるという意味です。

「身体は基本の形に復せば健康になる。」という しんそうのスローガンを皆で実証して、しんそうの素晴らしさをもっと広めて、一緒にみんなで成長していきましょう。

 

 

今月も内容の濃い解剖学講座がありました。

藤原先生は、生命の原点をテーマに講義してくださいました。

 

今月は、足の屈伸運動で傾いた身体を解剖学的基本の肢位の形に復元させる技でした。

先輩に模範を見せていただいたあと、各班に分かれて技法の練習を始めました。

今月は、笑ってしまうほど難しい技と、一見シンプルで簡単なように見えるのに笑ってしまうほど身体の形が変化することに驚かれたんじゃないでしょうか!

今月も熱心に学んだ研修会でした。

 

ありがとうございました。

  

6月の研修会は、24日(土)、25日(日)です。

 

研修会の見学などの質問については、

しんそう大坂会 本部

電話 (06)6195-6884 まで

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