平成29年7月 しんそう療方 大坂研修会

 

 平成29年7月のしんそう療方 大坂研修会が、22日、23日に

大阪コロナホテルで行われました。

 

 

毎月、土曜日の研修会の前には、高等科以上の先生方が集まり座談会が行われます。 

しんそう療方が行うのは一言で言えば、”歪んだ不自然な身体”を”均等な自然な身体”に戻すことなのですが、これがまた奥が深くて学べば学ぶほどその素晴らしさに引き込まれていきます。自分が学んだ事を今度は患者さんに提供する。どんな言葉でどう伝えればより理解してもらえるか、これもまた奥が深い。それぞれの体験や思いをみんなで共有しながら、少しでもたくさんの人にしんそうを伝えたいと意見を出し合う先生方。同じ志を持った良い仲間がいる事は本当にありがたいことです。

 

【土曜研修】

 

今月も始まりました。しんそう大坂研修会。

この日は しんそう京田辺東院の柴田先生の誕生日にまつわるお話しから。

知識が豊富でいつも感心させられます。

 

藤原(秀基)先生の講義

検査についての重要性やポイント、また患者さんと接する中での注意点等のお話をして下さいました。

 

今日の技法は、受者の身体を揺さぶりながら形を整える技法です。

 

伏臥位の受者に対して、術者はポイントを揺さぶるだけで、身体の形と動きが回復します。

緊張している患者さんなど、いろんな場面で使う事が出来る技です。

各班に分かれて、みんな真剣な表情で練習に取り組んでいます。

理事の松本先生から技を行う上での注意点や技術向上に繋がるヒントをいただき、更に技術練習に力が入ります。

 

 

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【日曜研修】

 

 

研究科のしんそう西伯 日吉津(さいはく ひえづ)院 山口先生から症例発表がありました。

 

ヘルニアで立ち座りするのも辛い状態の高校球児の男の子。しんそうの治療概念を伝え、回を重ねるごとに状態も改善されていき、その度に信頼関係を築きながら約半年で普通に野球ができる状態まで回復。その子にとって最後の夏の大会にも出場することが出来たとのこと。

更に、二人目の症例。パーキンソン病を患った方の症例で、施術前と数回施術を続けた後の歩く姿を動画で比較し発表して下さいました。歩く姿がとても綺麗になっていて、患者さんも喜ばれている様子が伺えました。

 

今回素晴らしい発表をしてくれた山口先生。地域で子供たちに野球も指導されているとの事、子供たちやこれからの若い世代の役に立ちたいと語って下さいました。

これからも、どんどん地域に貢献していけるようにみんなで頑張りましょう。

 

 

今月の解剖学講座は、骨盤の仕組みでした。

しんそう芦屋山手院の吉野先生が骨盤の立体的な映像を見ながら分かりやすく解説してくださいました。

続いて、竹内先生による解剖学講座。

骨盤を構成する筋肉や動き神経などトータル的に解説して下さり、皆さんイメージがとてもしやすく勉強になったことと思います。

 

松本先生の講義では、身体の重心についてのお話しと実際に先生の施術所へ来られた患者さんの施術前後の姿勢の違いを画像で比較しながら、姿勢をよくする為には何が大切かをお話しして下さいました。

 

 

日曜日の技法は、殿部(お尻)のポイントを操作する技法です。

 

この日解剖学で学んだ事を頭に入れながら、まず模範を見せていただきます。

模範実技を見たあとに、さらに理事の松本先生からご指導とアドバイスをいただきました。

 

講義の内容と今日の技法を繋げて、黙々と練習ができました。

 

今月もとても熱い研修会になりました。

この日研修会を見学に来られた方が「みなさんとても楽しそうに練習しているのが印象に残りました」という感想をされていたそうです。みんなの真剣で前向きな姿勢がそう映ったんだと思います。

今月学んだ事をまた復習して日々前進しながら充実した日々を送り、来月も暑さに負けずに、熱い研修会にしましょう。

ありがとうございました。

 

 

8月の研修会は、26日(土)、27日(日)になります。

 

研修会の見学などについては、

しんそう大坂会

電話 (06)6195-6884 まで

お問い合わせください。